2024年予定の藤沢市長選に国松誠神奈川県議が出馬意向 来春県議選の自民公認は取り下げ

国松 誠氏

 任期満了に伴い2024年に予定される藤沢市長選に、新人で自民党神奈川県議の国松誠氏(61)が出馬する意向を固めたことが14日、複数の関係者への取材で分かった。

 国松氏は藤沢市選挙区選出で、現在4期目。関係者によると、来春の県議選に関し、同日までに公認の取り下げを党藤沢市連合支部に伝え、市長選に挑戦する考えを示した。市長選には無所属で出馬する見通しで、連続3期12年を超えて市長に在任しないよう努めるとする市多選自粛条例を念頭に、市政の刷新などを掲げるとみられる。

 国松氏は明治大卒。今年7月に亡くなった藤井裕久元財務相の秘書を経て、1991年の藤沢市議選で初当選。2003年に議長に就き、全国市議会議長会会長も務めた。07年に県議に初当選した。

 藤沢市長の任期満了は24年2月25日。現在3期目の鈴木恒夫市長(72)は去就を明らかにしていない。

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