SNSで原爆絡めた中傷投稿受け V長崎選手が被害届 名誉毀損疑い

 ツイッターで悪質な誹謗(ひぼう)中傷を受けたとして、サッカーJ2、V・ファーレン長崎の選手が、名誉毀損(きそん)容疑で諫早署に被害届を提出していたことが14日分かった。7日付。
 V長崎によると、9月24日の横浜FC戦後、選手のプレーや選手の家族を誹謗中傷したり、原爆に絡めて県民を深く傷つける内容の投稿があった。V長崎は同25日にJリーグに相談。選手本人や弁護士とも協議し、シーズン終了後に本人が被害届を提出した。同署は被害届を受理し捜査を進めているが、投稿者の特定には至っていないという。
 V長崎は「いかなる理由があっても誹謗中傷、侮辱、脅迫は決して許されない」とコメントしている。
 ツイッターなどでは、被爆者差別などに当たる言葉で、プロ野球広島東洋カープを中傷・批判する投稿が問題となっている。


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