瓊浦高の暴言暴行問題 全校生徒に調査実施へ いじめ、体罰など

 長崎市の私立瓊浦高の野球部やバドミントン部で監督らが部員に暴言や暴行を繰り返していた問題で、同校は15日、全校生徒を対象にいじめや体罰などの調査を年明けにも実施する意向を明らかにした。県学事振興課は同日、全ての部活を調査し、県に報告するよう同校を指導した。
 同校によると、例年、学期ごとに「いじめ被害調査」を、3学期に体罰の実態調査を実施している。今回の問題を受け、それらとは別に、生徒の悩みや学校に対する不安などがないかを調べる。内容や方法は今後決定する。
 同校は13日、野球部の事例を県高野連に口頭で報告した。年内に正式な文書を提出する予定。今後、日本学生野球協会で内容が審査され、処分が決まる。


© 株式会社長崎新聞社