浜川漁港で70センチ ターポン

 沖縄市在住の佐久川正悟さんは、元カリスマ釣具スタッフで、夫婦で居酒屋「平松」を経営する人気者。彼を慕って店を訪れる釣り人も多い。その佐久川さんから浜川漁港にミジュンの大群が押し寄せて、ミジュンを餌にイケガツオやオニヒラアジ、ターポンなどが釣れているとの情報が入り、1日に同行取材した。

 ターポンは世界的に人気のゲームフィッシュ。ポイントに到着すると数日前まで大量にいたミジュンの群れが対岸の離れた場所にわずかしかいなかった。餌のミジュンがなかなか釣れなかったので、生エビを餌に仕掛けを投げ込むと、イケガツオが3匹釣れたので帰る準備をしていると、ミジュンの小さな群れが近くに寄ってきた。ミジュン用のサビキを遠投して仕掛けを巻いてくると10センチほどのミジュンがコンスタントに釣れ始めた。それを餌に投げ込むと、直ぐに海中からターポンが。強めにアワセを入れると、掛かったターポンは右に左に走り回り、時にはジャンプをしたりで、竿を持つ奥さんのあやのさんはスリリングな引きを楽しんだ。5分ほどやり取りして釣り上げたのは約70センチのターポン。美しい魚体だが小骨が多く、極端にアシが早いので食用には向かないので、撮影後リリースして帰路に着いた。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
 
 

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