横浜・山手西洋館がクリスマス一色 8館で世界の装飾

山手111番館に並ぶ伝統的な模型「プレゼピオ」=横浜市中区

 ロマンチックな洋館の雰囲気を生かして、クリスマスの装飾を施したイベント「世界のクリスマス2022」が横浜市中区の横浜山手西洋館で開かれている。25日まで、入場無料。

 8館が1カ国ずつ取り上げ、それぞれの食や文化を反映させたテーブルコーディネートやツリーなど個性あふれる装飾を展示した。

 山手111番館では、世界最古の共和国サンマリノを紹介。キリストの降誕場面を再現した伝統的なミニチュア模型「プレゼピオ」を飾る。ツリーを彩るボンボンやリボンは国旗の色から白と青で統一した。同国では、東日本大震災の犠牲者を追悼するため、欧州初となる神社を2014年に建立した。同館の高坂恵美館長は「親日の思いを寄せてくれていることを知ってほしい」と話した。

 他の会場は、外交官の家(フィンランド)、ブラフ18番館(ドイツ)、べーリック・ホール(フランス)、エリスマン邸(スイス)、山手234番館(スリランカ)、横浜市イギリス館(英国)、旧山手68番館(コスタリカ)。

 午前9時半~午後5時(金・土曜は同7時まで)。問い合わせは、山手111番館電話045(623)2957。

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