日野市、保育所での虐待行為を公表 園は否定

日野市は12月16日、市内にある認可保育所で園児への虐待行為があったと公表しました。園側は虐待を否定しています。

日野市によりますと、市内にある「吹上多摩平保育園」で職員1人が複数の園児を叩いたり、懲罰と称し部屋に置き去りにするなどの虐待をしていたと認定し、7月に改善勧告していました。しかし保育園側は、職員の指導徹底や現場から外すといった再発防止策を講じず、勧告以降も行為が続いていたということです。市はこの職員の性別や年齢を公表していませんが、今もクラス担任を勤めているということです。

保育園側の代理人弁護士は「虐待の事実はない。行政手続きなどの場で主張を説明したい」と述べています。一方、日野市の担当者は「複数の職員が虐待について証言しているのに園側が否認しているのは重大」としていて、改善命令や刑事告発を検討するとしています。

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