M-1決勝で話題「不自然ローソン」 ダイヤモンド野澤さんの地元、栃木県にあるのは何ローソン?

青色の看板でおなじみのローソン=宇都宮市内

 漫才日本一を争った18日の「M-1グランプリ」決勝戦。栃木県高根沢町出身の野澤輸出さんがボケ担当の「ダイヤモンド」は残念ながら10位となったが、野澤さんがネタ中に放ったフレーズ「不自然ローソン」がツイッターでトレンド入りするなど話題になっている。

 決勝戦初出場となったダイヤモンドが披露したのは、日常の当たり前のものを「有銭飲食」「農薬野菜」など、あえて変な言い方に変換するネタ。

 終盤、野澤さんが「不自然ローソンに行った」と言うと、相方の小野竜輔さんが「ナチュラルローソンじゃない普通のローソン、不自然ローソンって言うな」とツッコミを入れ、会場は爆笑。さらに「近くに定価ローソンもある」「100円ローソンじゃない普通のローソン、定価ローソンって言うな」と応酬が続いた。

 ネタが終わると、ツイッター上には「ワード部門では不自然ローソンが優勝」「耳から離れない」などワードセンスをたたえる声が続出。「不自然ローソン寄って帰るか」と影響される人のツイートや店舗画像の投稿も相次いだ。

 ところで、野澤さんの地元でもある栃木県内には「不自然ローソン」ではない「自然ローソン」、いや「ナチュラルローソン」はあるのか。

 ローソン公式ホームページの店舗情報によると、栃木県内には、美や健康にこだわった商品が充実している「ナチュラルローソン」は1軒も存在しない。100円商品が中心の「100円ローソン」(正式名称はローソンストア100)も1軒もなかった(いずれも19日現在)。

 ちなみに、「最寄り」のナチュラルローソンはさいたま市のJR大宮駅西口と東口周辺に1店舗ずつ。100円ローソンは茨城県つくば市か埼玉県春日部市のよう。

 ツイッターには「田舎には不自然ローソンと定価ローソンしかない」と残念がる投稿もあったが、栃木県民が“聖地巡礼”をするのは簡単ではなさそうだ。

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