【新型コロナ】川崎で3人死亡、670人感染 新たなクラスター2件

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は19日、市内外の70代~90代の男女3人の死亡と、市内外に住む10歳未満~90歳以上の男女670人の感染が新たに確認されたと発表した。

 市によると、麻生区の70代男性は市内の病院に入院し、11月28日に感染が判明。今月10日に死亡した。男性は基礎疾患があり、ワクチン接種の有無は不明という。

 都内に済む90代女性は宮前区の有料老人ホームに入居し、同15日に感染が判明。市内の病院に入院し、翌16日に死亡した。女性は基礎疾患があり、ワクチンを2回接種していたという。

 川崎区の80代女性は同1日に感染が判明。市内の病院に入院し、同15日に死亡した。女性は基礎疾患があり、ワクチンを4回接種していたという。

 感染者の年代別の内訳は、30代が131人、20代が126人、40代が102人、10代が77人、10歳未満が75人、50代が71人、60代が46人、70代が30人、80代が10人、90歳以上が2人。

 幸区の通所介護施設で関係者6人、多摩区の小規模多機能型居宅介護施設で関係者11人の感染が判明し、市はそれぞれクラスター(感染者集団)と認定した。

 市はまた、関係者の感染が判明した保育所2施設を当面の間、休園または一部休園すると発表した。当該施設は次の通り。▽にじいろ保育園有馬(宮前区)▽ぶどうの実鷺沼園(同)

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