【新型コロナ】川崎で1970人感染 80代と90代の男性2人が死亡

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は13日、市内の80代と90代の男性2人の死亡と、市内外に住む10歳未満~90歳以上の男女1970人の感染が新たに確認されたと発表した。

 市によると、多摩区の90代男性は同区のグループホームに入居し、発熱などの症状で市内の医療機関で受診し、10日に感染が判明。11日に市内の病院に入院し、同日に死亡した。男性は基礎疾患があり、ワクチンを3回接種していたという。

 麻生区の80代男性は、市内の病院に他疾患で入院し、1日に陽性が判明して12日に死亡した。男性の基礎疾患は不明で、ワクチンを2回接種していたという。

 感染者の年代別の内訳は、30代が328人、40代が315人、20代が280人、50代が266人、10歳未満が252人、10代が216人、60代が126人、70代が88人、80代が73人、90代が26人。

 川崎区の病院で7人、麻生区のデイサービス事業所で5人、宮前区の有料老人ホームで10人の感染が判明し、市はそれぞれクラスター(感染者集団)と認定した。

 また、市は同日、関係者の感染が判明した保育園などの3施設を当面の間、臨時休園すると発表した。

 当該施設は次の通り。▽ちとせ山ゆり保育園(高津区)▽「こころの花」ほいくえん登戸駅前(多摩区)▽天才キッズクラブ楽学館百合ケ丘園(麻生区)

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