キンカン「おいしい」 児童が農園で調査、収穫

真剣な表情でキンカンを収穫する児童

 日南市・大堂津小(山本章博校長、53人)の3年生6人は13日、学校近くのキンカン農園で調査や収穫体験を行った。キンカン栽培について学び、収穫したキンカンを頬張っていた。
 生産や販売について観察、調査することで、地域で仕事をする人たちの努力や工夫を考えることが狙い。児童たちが訪れたのは路地40アール、ハウス10アールでキンカンを栽培している築地宏和さん(30)の農園。児童は栽培などについて「どのように栽培しているか」「どんなことに気を遣っているか」など築地さんに次々質問した。
 収穫体験では築地さんが「緑の部分がなくオレンジ色の大きいものを取って」「一度切り取ってから、キンカンに残っている茎を切るように」とアドバイスすると、児童たちは真剣な表情で切り取り、頬張っていた。
 汐口絢音(あやね)さん(9)は「(茎を)切る方向が難しかったけど、うまく切った。とてもおいしい」と話していた。収穫したキンカンはそれぞれが持ち帰った。

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