JR越美北線の全線開通50周年に合わせ、福井県大野市の九頭竜湖駅の駅舎とホームに、恐竜などをイメージした装飾が施された。たくさんの“恐竜”がいる駅は、太古の時代にタイムスリップしたような異世界が広がっている。
駅がある大野市和泉地区は恐竜化石の産出地で、大野、福井市、県、JR西日本でつくる越美北線観光利用促進協議会の事業の一環で大野市が設置した。
ホームに降り立ち目に入ってくるのは、地中に埋まる恐竜化石やアンモナイトが描かれた長さ約45メートルの壁面とアロサウルス、フクイサウルスなどの復元イラストがデザインされた約30メートルの壁面。ティラノサウルスの頭部のオブジェなども出迎えてくれる。
駅舎コンコースゲートで恐竜たちの歓迎を受けると、その先に待つのはティラノサウルスのだまし絵。壁面から飛び出してきそうで迫力満点だ。子ども恐竜が卵から生まれる瞬間を捉えたオブジェもある。アンモナイト形のベンチ、顔出しパネルといったフォトスポットもあり、大人から子どもまで楽しめる駅に生まれ変わった。