ジャパネット・長崎のサッカースタジアム ソフトバンクが命名「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」

スタジアムの名称と連携を発表し、握手を交わす髙田社長(左)と宮川社長=東京都港区

 通販大手ジャパネットホールディングス(HD、佐世保市)が長崎市で整備を進めるサッカー専用スタジアムの命名権(ネーミングライツ)をソフトバンク(東京)が取得し、「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」に決まった。
 ジャパネットHDの髙田旭人社長兼CEOと、ソフトバンクの宮川潤一社長執行役員兼CEOが19日、東京都内で記者会見し発表した。命名権の取得期間は2024年から5年間で金額は非公表。
 サッカー専用スタジアムは、ジャパネットHDが2024年9月の完成を目指し、ホテルやオフィスを含む大型複合施設「長崎スタジアムシティ」として開発。両社は情報通信技術(ICT)パートナーシップを締結。通信ネットワークの構築やデータを活用した施設運営の効率化などで、地域創生モデルの実現を目指す。スタジアムシティ内の商業施設やスペースなどの混雑状況を発信するほか、渋滞緩和や完全キャッシュレス、モバイルオーダー、アプリを使った参加型の観戦などを計画している。
 スタジアムシティは今年7月に着工。11月末時点で全体工程の約8.5%が完了した。年間想定利用者は約850万人で開業後の雇用創出は約1万3千人、経済波及効果は約963億円と試算している。


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