最大で2万円分のポイントが付与されるマイナンバーカードの新規取得。申請期限は、ひとまず今月末とされていました。広島市の申請や交付窓口では、混雑が続いています。
広島市が開催しているマイナンバーカード申請の出張サポート会場です。こちらでは、先週末の3日間、申請を受け付けました。
予約不要で、「QRコード付きの交付申請書」か、「通知カード」を持参すれば、写真撮影も無料で、簡単に登録できるということで、多くの人が利用しています。
今月に入り、駆け込み申請が増えてきたそうです。
出張サポートスタッフ 藤崎順次郎さん
「12月からは平日も増えてきていまして、150人から200人平均で来られています。1人の方も多いですが、家族連れやご夫婦が全体的には多いですね」
これまでに多いときには1日で200人を超える日もあったそうです。
赤ちゃんがご機嫌ななめで、なかなかうまく撮らせてくれません。家族とスタッフが、あの手この手で写真撮影に臨んでいました。
広島県のマイナンバーカードの交付率は57.1%で、全国で6番目となっています。
広島市は57.8%で、政令指定都市20都市の中では4番目に高い交付率となっています。
広島市 区政課 荒木英貴 課長
「土曜日とか日曜日、大型商業施設で申請サポートをして実施したり、8区役所とか出張所の方にも申請の支援窓口を設けておりまして」
幅広い申請支援が、交付率向上につながったようです。
広島市 区政課 荒木英貴 課長
「6月から(キャンペーンが)始まり、申請いただきまして、交付までだいたい1か月から2か月ぐらいかかりますので。7月終わりぐらいから徐々に混雑、交付の方が多くなった」
中区役所を訪ねました。
1階には1日70人が訪れるマイナンバーカード申請受付や、150人から200人が交付を受ける窓口に加え、マイナポイント申し込みの特設コーナーが設けられていました。こちらでは、1日130人ほど対応するそうです。
窓口では多いときに2時間待ちということもあったそうで、今月から窓口人員を増やして、混雑の解消にあたっています。
交付に関しては、およそ10分ほどで終わるのですが、マイナポイトがもらえる健康保険証としての利用申し込みや口座の登録などは個人情報を取り扱うために時間がかかります。
その影響もあり、窓口が混雑しているようです。
荒木英貴 課長
「曜日で言いますと、特に多いのが月曜日です。1日の時間帯では午前10時から午後2時ぐらいまでが混雑しておりますので、お越しいただくときは時間に余裕を持っていただければと思います」
広島市での出張サポートは、今週末23日から25日にも開催されます。
― いわば、「駆け込みラッシュ」でしたが、20日、新しい動きもありました。総務省は、申請の期限を来年2月末まで延長すると発表しました。