広島・呉市で正月の鏡もちやしめ飾りに彩りを添える「葉つきみかん」が、出荷されました。
選果場には、収穫された葉つきミカンが山のように積み上げられました。呉市 下蒲刈地区は、「葉つきみかん」の県内最大の産地です。
およそ500年前から栽培が始まり、現在は150戸の農家が栽培しています。
出荷に合わせて農家の人たちが集まり、1つひとつ傷をチェックして、大きさごとに分けて箱詰めしていました。葉を残して出荷するため、すべて手作業です。
ことしは、夏場の猛暑が心配されましたが、その後、天候に恵まれ、例年並みに仕上がりました。強い甘みとさわやかな香りが特徴で、食べてもおいしいということです。
JA呉 くれ選果場 當田卓也 副場長
「飾るだけではなくて、実際、食べてもおいしいので。また、ことしは、味も良くて、見るだけでなく食べていただきたいと思っております」
ことしは、裏年にあたるため、去年より6トン少ないおよそ14トンが、広島県内や関西方面の市場に出荷されました。