岡山市の野鳥死骸 H5亜型を検出 県内全家禽業者は異常なし

 岡山県は21日、岡山市北区で回収した野生のカラス1羽の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出されたと発表した。17日に発見され、簡易検査で陽性反応が出たため国立環境研究所(茨城県)で確定検査していた。

 カラスは民間施設内の路面で見つかった。岡山県は現場から10キロ圏内の野鳥監視重点区域で巡回監視を続け、渡り鳥の飛来状況などを調査。県内全167家禽(かきん)業者にも情報提供し、現時点で異常がないことを確認したとしている。

 同県美咲町で19日に鳥インフル感染が確認されたアイガモからも同じ型のウイルスが検出されている。

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