冬至に「ゆずぱん」お披露目販売 宇都宮の温泉施設で即完売【動画】

販売されたゆずぱん

 【宇都宮】上河内地区特産のユズを使用した同地区まちづくり協議会の「ゆずぱん」が完成し、冬至の22日、今里町の温泉施設「ほたるの里 梵天(ぼんてん)の湯」でお披露目販売した。

 同協議会は、上河内「もっと、前へ」プロジェクトとして、同地区特産のユズを「いろはゆず」と名付けて活用し、ゆず染めや芳香剤作りなどさまざまな事業を推進している。

 ゆずぱんも同事業の一環。地区住民が務める、いろはゆずをPRする「かみかわちブランドアドバイザー」の働きかけで、ユズのマーマレードを作っている所農園(上小倉町)とパン店「萬堂本舗」(同)がコラボレーションした。同農園の「苦くないマーマレード」を県産の小麦を使ったパン生地に練り込んで同店の石窯で焼き、食パンを完成させた。もちもちした食感で、後からユズの風味が香る絶妙な味に仕上がった。

 今回は、1本410円で24本を限定販売。冬至限定のユズ風呂に入りにきた客や同パン店の常連らが駆け付け、約30分で売り切れた。

 同協議会の三浦利果(みうらりか)さん(47)は「あっという間になくなり、上河内のPRになってうれしい。今後は、イベントなどで販売しさらに地元を売り込みたい」と話している。

ゆずぱんを販売した三浦さん(右)と所農園の所さん

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