上空には強い寒気が流れ込み、日本海側では九州から北海道にかけて広く大雪や暴風雪、高波、高潮に厳重な警戒が必要だ。
大荒れの天気は長丁場になることが予想され、来週はじめにかけて長時間の警戒が必要となる。
また、西日本の太平洋側でも積雪となるおそれがあり、晴れる所でも寒さが厳しくなりそうだ。
日本海側を中心に大荒れ 太平洋側でも積雪のおそれ
午前5時現在、日本海側では西日本から北日本にかけて広く雪が降っており、九州南部や四国など西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込んでいる。
日本付近は強い冬型の気圧配置で上空には今シーズン一番の強い寒気が流れ込み、日本海側を中心に冬の嵐となりそうだ。
日本海側ではこのあとも広く雪が続り続き、風も強まるため、大雪や暴風雪、高波、高潮に厳重な警戒が必要となる。
特に雪の量が多くなりそうなのが北陸で、あす24日(土)の朝までの24時間で多い所では1メートルの降雪が予想されている。
また、九州南部や四国など西日本の太平洋側でも雪が続き、山沿いを中心に大雪となりそうだ。
平地でも積雪する所があるため、交通障害や路面の凍結などに注意が必要となる。
なお、強い冬型の気圧配置は26日(月)頃まで続く見通し。
西日本から北日本の日本海側では長期間、荒れた天気への警戒が必要となりそうだ。
晴れる所も極寒 強い風にも注意
一方、東海から関東の平野部では冬晴れとなりそうだ。
空気が乾燥して洗濯日和となるが、気温がほとんど上がらず、極寒の一日となる見込み。
最高気温は東京で7℃、名古屋、大阪で5℃の予想で、さらに風が強く吹くため、より一層、寒く感じられそうだ。
(気象予報士・多胡安那)