「キムチ食べて体重50キロ減った」 米インフルエンサーの証言に科学的根拠発見?

キムチが腸内有用微生物の増殖を誘導し、肥満や肥満による神経炎症を改善するのに役立つという研究結果が出た。最近、米国のあるインフルエンサーが「キムチで50kg減量した」と証言したが、その科学的根拠が裏付けられたことになるのだろうか?

(参考記事:韓国名物教授、キムチの歴史的正統性を映像で発信「中国由来ではない」

22日、世界キムチ研究所(韓国)によると、研究所チェ・ハクジョン博士研究チームは最近、このような研究結果を盛り込んだ論文を国際学術誌「フード・リサーチ・インターナショナル」(Food Research International)に掲載した。(当該発表文:https://www.wikim.re.kr/board.es?mid=a10503000000&bid=0003#content)

研究チームはキムチの抗肥満作用原理を解明しようとモルモットで生漬けキムチ摂取による腸内微生物組成変化を観察した。

高脂肪食で肥満体となったマウスに週に6日ずつ10週間、1日120mgの白菜キムチを経口投与した結果、体脂肪が31.8%減少し、体重増加を抑制する効能を確認した。

肥満による神経炎症、脳血管障壁損傷も改善され、腸内有用微生物である「アカマンシア・ムシニフィラ」(Akkermansiamuciniphila)が増加したと研究チームは伝えた。

キムチが腸内有用微生物増殖を誘導し、肥満と肥満による神経炎症を改善する作用を持つことを世界で初めて究明したとキムチ研究所は伝えた。

チャン・ヘチュン世界キムチ研究所所長は「今後、臨床試験を通じてキムチが現代人の各種病気を予防するのに効果的であるという事実を立証し、キムチの優秀性を科学的に証明した研究結果を広げたい」と述べている。

一方、先月、米国では、ある女性が韓国人の老婆から「太すぎる」という「毒舌」を聞いた後、キムチなど韓国料理中心の食事をして50kgの減量に成功したというニュースが伝えられて話題になった。

有名インフルエンサーであるアフリカ・ユーン(@africayoon)氏(44)は、韓国聯合ニュースのインタビューでこのような逸話を明らかにし、「老婆から韓国料理が最高だという話を聞き、キムチチゲ、味噌チゲなどに野菜のおかず中心に食事を変え、毎日しっかり運動した」と答えている。

彼女は多忙のなかでストレス性暴食に走り肥満状態に陥ったのだが、韓国料理と運動を並行した結果、114kgだった彼女の体重は1ヶ月で13kg落ち、1年後に50kgも減少したという。 3人の子供の母になった今でも65~68kgの体重を維持しているとのこと。

ユーン氏は「米国社会ではキムチは《スーパーフード》として通じる」とし、「たくさん食べれば健康に良く、体重も落とせると言われている」とキムチを高く評価した。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが投稿されている。

「私はキムチのおかげで30キロ減らしたよ」
「キムチが美味いと白飯がもっと欲しくなるというジレンマが生じるのだけどな…」
「今夜はサムギョプサルを食べて余った油でキムチを焼くとするか」
「良いニュースなのだが、中国がまたキムチのルーツを主張するのでは」
「キムチを毎日食べているのに太っている韓国人は何を食べれば良いのか?」
「ラーメンとキムチだけを食べてると体内にナトリウムが溜まって仕方がない」
「キムチの話を読んでるとひたする涎が出そうになるのだが」
「(彼女は)そもそもキムチを食べる前に何を食べてたんだろう?」
「調べてみると、彼女はコリアンと結婚してユーンさんになったんだね」
「…たしかにキムチを食べてるときと食べてないときで体の感覚が違うような…」
「外国人の間でキムチ食へのハードルが高いのは、白飯なしでキムチだけ食べるから」「白飯食べないで100%キムチだけ食べたら痩せるぜ」

※以上、ネイバーニュースのコメント欄参照

(参考記事:中国官営紙「キムチ起源問題、中国ではただのおかず、韓国では世界的発明品」「民族自尊心が特殊」
(参考記事:韓国の住宅でキムチ冷蔵庫が爆発で一家3人が火傷負う…火勢強く家が崩壊 火災相次ぐ
(参考記事:韓国初スパム缶「リチャム」が日本でも人気 カップ飯・海苔巻き・キムチチゲとも相性良し

(参考記事:韓国がキムチの国際広報動画「キムチユニバース」を公開 起源論争のなか独自性などPR
(参考記事:韓国政府、国指定キムチ名人の資格を取り消し…腐敗白菜など使用告発受け
(参考記事:韓国紙「韓服もキムチも韓国のものではない…洗脳されている」「キムチは日本からの唐辛子で可能に…」

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