関東運輸局、給与水増し処理し、1450万不正受給の職員を懲戒免職 「借金返済や遊興費に」

横浜第二合同庁舎

 国土交通省関東運輸局は23日、給与や賞与の支給額を水増し処理して計約1475万円を不正受給したとして、係長級の30代男性職員を懲戒免職にしたと発表した。

 同局によると、この職員は給与や賞与の支給事務を担当。2021年8月から22年12月にかけて、断続的に自身への給与や賞与の支給を水増し処理して不正受給していた。振り込み事務を担当する部署からこの職員の支給額に不審な点があると報告を受け、調査したところ不正が発覚した。

 職員は「借金があり、返済に充てていたが、遊興費にも使った」と話したという。同局は「再発防止に万全の措置を講じ、信頼回復に全力を注ぐ」としている。

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