長崎県佐世保市は市内の飲食店の特別メニューを千円で楽しめる冊子「させぼバルBOOK」を発行した。居酒屋や和食、洋食、中華、バーなど68店で利用でき、気軽にいろんな店に立ち寄ることができる。
新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ飲食店の支援を目的に企画した。飲食店で注文、会計時に冊子を掲示し、店舗ごとの料理、ドリンクのセットメニューを味わうシステム。冊子には各種店舗情報が紹介されている。今月から来年2月末までがイベント期間となっている。
1冊につき1人、期間中に1店舗で3回まで利用可能。1日に複数の店舗を利用できるが、同一店舗の場合は1日に1回。滞在時間の目安は30分。週末などの混雑時には利用できないこともある。
表紙は同市出身で福岡を拠点に活動するイラストレーター、ダテユウイチさんが手がけた。「佐世保ならではの細い路地にある英語やジャズが聞こえるバー」をイメージしたという。5千冊を発行。参加店舗や佐世保観光情報センター、市内の観光、宿泊施設などで無料配布している。
佐世保観光コンベンション協会は「行きつけの店を応援したり、新しい店を発見するなど、市民や観光客に気軽に活用してほしい」としている。問い合わせは同協会（電0956.23.3369）。
