西海・大島-長崎・池島航路の減便提案 週2日往復2便に 県離島対策協分科会

 長崎県離島航路対策協議会「佐世保~神浦航路分科会」が16日、西海市内であり、西海沿岸商船(本社佐世保市)が運航している同航路のうち、西海・大島-長崎・池島間について、現在の平日1日往復2便を週2日往復2便に減便するとともに、佐世保-大島間で西海・面高寄港を取りやめる案を提示した。
 県や長崎、西海両市、関係地区の利用者代表ら約20人が出席。事務局側が、大島-池島間と面高の利用者が非常に少なく、同社が所有船4隻の更新を控える中、コロナ禍や燃油高騰の影響で、経営が厳しい状況になっていると説明。船の利用者のアンケート結果などを踏まえ、週2日の運航を提案した。常時1隻での運航が可能となるなど、年6500万円程度の費用削減効果があるという。
 出席者からは「やむを得ない」との声が上がる中、面高地区の代表者からは寄港地から外されることへ不満の声があった。
 来年2月までに次回の分科会を開き、意見を取りまとめる予定。

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