【足利】伊勢町2丁目の伊勢神社で23日、来年のえと「卯(う)」が描かれた大絵馬が奉納された。足利デザイン・ビューティ専門学校の学生による力作で今後1年間、境内に飾られる。
大絵馬は縦約1メートル、横約1.2メートル。絵柄は、同校クリエイティブデザイン科の1年生7人が考案した中から、同神社が斎藤凜(さいとうりん)さん(18)の作品を選んだ。
斎藤さんは、絵馬の木材が日光杉であることにちなみ、日光東照宮の彫刻「三猿」をモチーフにした3匹のウサギを描いた。「参拝者に少しでも癒やしを与えられるように、明るい色で、かわいらしく仕上げた」と話している。
この絵柄の絵馬は初詣などで参拝者に授与される。提箸照之(さげはしてるゆき)宮司は「発想が面白く、3匹のウサギが見守ってくれると思う。来年は発展、飛躍の年になれば」と話していた。
この日は斎藤さん以外の学生の絵柄を施した絵馬も奉納された。