プレスリーの映画にも出演のベテラン女優が死去、81歳 性的暴行被害者専門カウンセラーの活動も

 ダイアン・マクベイン

米女優のダイアン・マクベインさんが肝臓がんで死去した。81歳だった。

1966年のエルヴィス・プレスリー主演作「カリフォルニア万才」などで知られるダイアンさんは21日、カリフォルニア州のモーション・ピクチャー・アンド・テレビジョン・カントリー・ハウス・ホスピタルで息を引き取った。友人のマイケル・グレッグ・ミショード氏が明らかにした。

同氏はソーシャルメディアで「とても親切で、思慮深く、良き友人で、寛大、素晴らしいユーモアのあったダイアンは職業的に素晴らしい成功を収めましたが、私が知る中で最もそれに影響されなかった映画スターの1人でした」と故人を偲んだ。

ダイアンさんは今年5月、フォックス・ニュース・デジタルに「彼は素晴らしかった」とエルヴィスと共演の思い出を語っていた。

1941年にクリーヴランドで生まれたダイアンさんは、幼少期に家族と共にカリフォルニア州グレンデールに移住。高校で演劇をしていた17歳時にスカウトされ、59年にワーナー・ブラザースと契約した。翌年公開のリチャード・バートン主演作「北海の果て」で映画デビューを果たしている。

その後、62年作「ブラック・ゴールド」など数々の映画に出演、またテレビの世界では「バットマン」などのドラマでも活躍した。

晩年は執筆活動に力を入れ、2020年に「ザ・ラフィング・ベア」、翌年に「ザ・カラー・オブ・ホープ」を出版した。

さらに、1982年のクリスマスにウェスト・ハリウッドで2人の男性に性的暴行を受けたことを公にしており、これをきっかけに性的暴行被害者専門カウンセラーとしても活動していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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