おめでとう、900万人目です! 長崎ロープウェイ 親子にイブのサプライズ

田上市長(右)から認定証などを受け取る牧野さん親子=長崎市、長崎ロープウェイ淵神社駅

 長崎市の稲佐山山頂とふもとの淵神社駅(淵町)を結ぶ「長崎ロープウェイ」の利用者数が24日、1959年の開業から累計で900万人に達し、同駅で記念のセレモニーがあった。
 98年、市が民間から引き継ぎ、一般財団法人長崎ロープウェイ・水族館に管理運営を委託。2020年度から同法人と、通販大手ジャパネットホールディングスのグループ会社による共同体が稲佐山公園と一体管理している。11年にゴンドラをリニューアルするなど長崎の夜景観光を推進し、世界新三大夜景認定にも貢献している。
 900万人目となったのは、同市小ケ倉町2丁目の栄養士、牧野亜衣さん(35)。長女の光莉ちゃん(5)、長男の桐也ちゃん(3)と山頂で雪遊びをしようと訪れた。牧野さんは、田上富久市長とくす玉を割ってお祝い。認定証などを受け取り「クリスマスイブにすごくうれしいサプライズ」と笑顔で語った。
 年間利用者数はコロナ禍の影響で20、21年度は5万人台に落ち込んだが、本年度は11月末現在、約8万5千人で、10万人を突破する見通し。同法人はコロナ禍前の7割程度まで回復するとみている。


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