オオサンショウウオ交雑問題の調査結果を市民に報告 広島大学

国の特別天然記念物オオサンショウウオについて市民が学ぶセミナーが24日行われました。

広島大学では、JR広島駅南口に隣接するビルに今年10月設置された施設で、研究発表を行っていくことにしています。

第1回の発表として、日本固有のオオサンショウウオと中国から持ち込まれたオオサンショウウオとの交雑が進んでいる現状について報告をしました。

広島大学総合博物館 清水則雄准教授

「何千万年もかけてこの自然はできているんです。それが一瞬でたったの30年40年で大きく形を変えてしまうことは決してあってはならない。」

広島大学の清水准教授は、交雑問題は生態系を乱すおそれもあると訴えました。広島大学は今後も様々な分野の研究内容を市民に発信していきたいとしています。

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