東武動物公園、さらにハクチョウ2羽死ぬ 鳥インフル疑い休園中 先に死んだ鳥と同じエリア、ほかの鳥は

看板で臨時休園を告げる東武動物公園

 埼玉県は24日、宮代町の東武動物公園で飼育していた鳥から、鳥インフルエンザの疑い事例が新たに確認されたと発表した。

 県生活衛生課によると、同日午前、同園で飼育されているコブハクチョウ2羽が死亡しているのが発見された。同園の獣医師が鳥インフルエンザの簡易検査を実施したところ、2羽のうち1羽について陽性が判明したという。

 同園では21日、ヘビクイワシとコブハクチョウの1羽ずつについて、鳥インフルエンザの簡易検査にて陽性を確認。今回死亡していたコブハクチョウは、21日に死亡が確認された鳥と同じエリアで展示されていた鳥で、健康状態の経過観察中だったという。

 県は同園と協議し、感染が確認されていない鳥について、隔離や健康状態の経過観察を進めるとともに、別の防疫措置の方法などについても協議する予定。同園は22日から臨時休園しており、休園の期間は未定となっている。

© 株式会社埼玉新聞社