女子プロゴルファーの渋野日向子選手(24)が主催する「岡山県小学生ソフトボール大会」が25日、地元岡山市の県営球場で初めて開催され、渋野選手本人が子どもたち約200人と交流を深めた。
小学生時代にソフトボールに打ち込んだ渋野選手の「ソフトに恩返ししたい」という思いを受け、県ソフトボール協会などが協力。県内15チームが争った24日の予選を勝ち抜いた6チームが熱戦を繰り広げた。
観戦した渋野選手は小学生の真剣なプレーに「負けたら泣いていた負けず嫌いの自分を思い出した」。試合の合間にはトレードマークの笑顔を浮かべながらスピードガンコンテストやスナッグゴルフ教室にも参加した。かつて渋野選手が所属した平島スポーツ少年団の児童(9)=岡山・平島小4年=は「新しい大会を開いてくれてうれしい。ゴルフも教えてもらい、わくわくした」と喜んでいた。
昨年の東京五輪ソフトボール金メダリスト原田のどか選手(31)=総社市出身=がゲストで登場。始球式では渋野選手が投手、原田選手がバッターとして対決し、会場を沸かせた。
渋野選手は「岡山で大会を開く夢が実現し、笑顔でプレーする子どもたちの姿に元気をもらった。来年以降、もっといい形にしていきたい」と継続開催を約束した。