山陽女子ロード 18日いよいよ 吉川ら出場 フーサン3連覇なるか

(左から)吉川侑美、ゼイトナ・フーサン

 第41回山陽女子ロードレース大会(山陽新聞社など主催)は18日、岡山市北区いずみ町のシティライトスタジアムを発着点に「有森裕子杯」ハーフマラソンと「人見絹枝杯」10キロが行われる。計274人がエントリーし、2024年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC、来年10月)の出場切符を持つトップ選手らが熱戦を繰り広げる。

 119人が名を連ねたハーフは、MGC進出を決めている竹本香奈子(ダイハツ)、和久夢来(ユニバーサルエンターテインメント)が参戦。前回大会で日本人最上位の5位に食い込んだ吉川侑美(ユニクロ)、高校時代に5000メートルでU18日本記録を樹立した小笠原朱里(デンソー)らも力がある。優勝争いは昨年の表彰台を独占した外国勢3人がリードし、ゼイトナ・フーサン(同)の大会史上初の3連覇達成なるかが注目される。

 日本陸連登録の155人が出場予定の10キロも、倉敷高出のアグネス・ムカリ(京セラ)が前人未到の3年連続優勝に挑む。ムカリや前回2位のナオミ・ムッソーニ(ユニバーサルエンターテインメント)らスピード豊かなケニア人選手に、MGC組の上杉真穂(スターツ)らが挑む。

 ハーフは午前10時、10キロは同10時15分にスタートする。17日は岡山市で有力選手の記者会見と開会式がある。大会は日本陸連のガイドラインに沿い、新型コロナウイルス対策を徹底して開催される。

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