新年は真新しい畳で-。福井県あわら市の老舗畳店で、畳表の張り替えや新品作りに職人が精を出している。
創業100年を超す玉木畳店(同市市姫2丁目)では、い草の香りが漂う作業場で、4代目の玉木宏幸さん(45)が畳表の寸法を測り、裁断して形を整え、3代目の厚さん(76)がずれがないか丁寧にチェックした後、機械でへりを縫い付けている。
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同店では、丈夫で色あせしにくい和紙製の畳も人気で、正方形の「琉球畳」の注文もあるという。
年末は注文が多く、玉木さんは「初孫を連れての里帰りなど節目に合わせて畳を新調するお客さんが多い。新しい畳で気持ちよく新年を迎えてもらえれば」と話している。