宇都宮線で人身事故 高校生が線路に…救助に降りた54歳男性重傷 東鷲宮駅、高校生は死亡

男子高校生死亡、救助の男性重傷=埼玉県久喜市

 25日午前8時10分ごろ、JR宇都宮線の東鷲宮駅で、埼玉県久喜市在住の男子高校生(18)がホームから線路内に入り、上り普通列車にはねられ死亡した。

 高校生を助けようと線路上に下りた久喜市の職業不詳男性(54)が、頭の骨を折る重傷で病院に搬送された。乗客、乗員にけがはなかった。

 久喜署によると、死亡したのは県内の高校に通う男子生徒。生徒は、小金井発逗子行きの15両編成列車が構内に入る直前にホームから飛び降り、その直後に男性も線路内に入ったという。

 同署は事故と自殺両面で調べている。JR東日本大宮支社によると、影響で上下線計10本が運休したほか、同16本に最大で2時間9分の遅れが生じ、乗客約1万5千人の足が乱れた。

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