G大阪と契約!hummelの「ガチで選ぶ名作ユニフォーム」10選

25日にガンバ大阪との2023シーズンより複数年に渡る契約締結を発表したデンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」。

シェブロン(<<マーク)がトレードマークで、デンマーク代表のユニフォームサプライヤーとして有名だが、クラブチームも数多く手掛けているブランド。とくに近年は契約するクラブチームが急増し、2022-23シーズンはざっと見ただけでも70以上のクラブを担当している。

ここでは、そのhummelがこれまで生みだしてきた数多くの名作から10着を選んでご紹介したい。

デンマーク

デンマーク代表 2017 hummel ドイツ戦限定モデル

デンマークのEURO1992優勝25周年を記念した1試合限定のユニフォームで、当時の決勝の相手であるドイツをホームに招いた親善試合で着用(試合は1-1の引き分け)。右袖には記念パッチを装着し、胸と背中にはEURO優勝メンバーの名前をプリントした特別仕様の番号を付けていた。

ストラスブール

ストラスブール 2007-08 hummel ホーム

現在は日本代表GK川島永嗣が所属するストラスブール。ホームキットは伝統的にブルーを基調とするが、色の濃さは時代によって異なる。このシーズンはライトブルーとホワイトの組み合わせが美しい。アウェイキットも素晴らしいデザインだった。

トッテナム

トッテナム・ホットスパー 1985-87 hummel ホーム

トッテナムは1985年から90年までhummelと契約。このコンビの代表的な一着といえば最初のユニフォームかもしれない。シェブロンを水平に走らせ、その上に斜めストライプを配した斬新なデザイン。現在でもこのスタイルが他のチームによって“復活”することもあり、80年代hummelを象徴するユニと言える。

グロイター・フュルト

グロイター・フュルト 2018-19 hummel サード

現在はセルティックでプレーする井手口陽介が所属してた18-19シーズンのユニフォーム。サードモデルの定番であるブラックを基調に、メインカラーのグリーンを使ったピンストライプとシェブロンラインがスタイリッシュで格好よい。

オーデンセ

オーデンセ 2016-17 hummel ホーム

デンマークの古豪オーデンセは2016年からhummelと契約。その最初のユニフォームはブルーのストライプの中に濃淡ブルーのブロックモザイクを落とし込むという、シンプルだが凝ったデザインを採用。胸の「Carlsberg」やキットカラーが北欧を感じさせる名作だ。

ベティス

ベティス 2022-23 hummel フォース(4th)

12月にリリースされたばかりの22-23フォースキット。スペイン国王杯やスーペルコパ・デ・エスパーニャといったカップ戦モデルだが、カタールW杯によるリーグ中断期間に行われたフレンドリーマッチでデビューした。襟付きのクラシックなデザインで、写真ではよく見えないが全体に細かな絵柄が描かれている。

ザンクトパウリ

ザンクトパウリ 2015-16 hummel ホーム

世界で最もROCKなハンブルクのクラブがhummelとコンビを組んだ最初のユニフォーム。伝統のダークブラウンを基調とし、ボディ部分にはメランジ柄をあしらっている。そしてこのシーズンから、ロゴデザインが人気だった2000年代の胸スポンサー「Congstar(携帯電話会社)」が復活。以来、最新の22-23モデルまで継続してスポンサーを務めている。

レアル・マドリー

レアル・マドリー 1992-93 hummel ホーム

今ではadidasのイメージが圧倒的に強いレアル・マドリーだが、1985年から94年まではhummelをパートナーとしていた。シャツ全体に透かしでシェブロンを落とし込み、襟部分にはボーダー柄というオシャレなデザイン。90年代のレアルを象徴する胸スポンサー「Teka」のロゴを付けた最初のユニフォームだった。

マラガ

マラガ 2022-23 hummel アウェイ

現在はスペイン2部のマラガ。初めてhummelとタッグを組んだ22-23シーズンのアウェイは、バラの花を描いた美グラフィックが印象的だ。ホームスタジアム「エスタディオ・ラ・ロサレーダ」の名前は、クラブの歴史に関係するバラ園が由来。敵地で着るユニフォームでも“ホームを身にまとう”という意味でバラを描いている。

チベット

チベット代表 2001 Hummel ホーム

Hummelは中国からの政治的圧力を受けながらも代表チームとして活動していたチベットと契約。レッドとブルーのストライプデザインは、左袖にも装着しているチベット国旗(雪山獅子旗)をモチーフとしている。

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政治色も濃いユニフォームはファッション系セレクトショップなどでも販売され、海外では芸能人やセレブも着用。サッカーの枠を超えた時代のアイコンとなった。

今回特集したhummelをはじめ、様々なサプライヤーのユニフォームが「Qoly × LFB Vintage」で入手可能。マニアックすぎるユニもあり、見ているだけでも楽しいはず!

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