桐蔭横浜大からJリーグへ一挙13選手 創部以来最多に 川崎入りのFW山田新「ゴールで恩返しできれば」

来季のJクラブ入りが内定している桐蔭横浜大の選手たち=横浜市青葉区

 サッカーの関東大学リーグ1部の桐蔭横浜大は26日、横浜市青葉区の同大でJリーグクラブに来季加入する13選手の記者会見を開いた。

 J1川崎入りするFW山田新(22)はクラブの育成組織出身で「アカデミー時代に過ごした川崎フロンターレのユニホームを着ることができてうれしい。FWなのでゴールという形で少しずつ恩返しできれば」と抱負を述べた。

 同大から川崎への加入はDFイサカ・ゼイン、MF橘田健人、GK早坂勇希に続いて4年連続となる。J3のYSCCに加入するDF大越寛人(22)は「家族やスタッフ、チームメートの支えに感謝し、来年のJ2昇格に向けて頑張りたい」、MF大竹悠聖(22)は「Jの舞台でチャレンジするチャンスをもらえたので野心を持って結果を残したい」と決意。J3相模原内定のFW左部開斗(22)は「支えてくれた方に結果で恩返しできるように、SC相模原のJ2、J1昇格に貢献したい」と意気込んだ。

 創部以来最多のプロ選手を送り出す安武亨監督(44)は「4年生は甘えを許さない向上心の塊のような空気をつくってくれていたので、プロになるのは当然。(内定13人は)もう20年、50年は越えられる結果ではないと思う」と胸を張った。

 桐蔭大は全日本大学選手権で2大会ぶりに決勝に進出し、来年1月1日に東京・国立競技場で新潟医療福祉大戦に臨む。

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