北海道でぜひ味わって!ほぼ札幌でしか出会えない、道産子御用達の常食グルメ3軒

豊富な海の幸山の幸に恵まれ、数々の名物名産グルメがある北海道!ですが、毎日三食イクラやウニ、ジンギスカンを食べているワケではありません(^-^)
カレーライスやカツ丼でお腹を満たしたり、おにぎりやカップ麺で軽く済ませたり、たまには仕事帰りに焼き鳥でも……と、日々ありふれたメニューが大半です。
しかしながら、そんなありふれたメニューの中には「ほぼ札幌」じゃないと食べられない一品もあるんです。
コノ記事では”札幌市内には20店舗以上あるのに、北海道外ではほぼ見られない”、道産子の常食グルメをご紹介いたします♪

▼オススメのお店▼

1.みよしの

2.串鳥

3.セイコーマート

1.みよしの

『みよしの』(画像は狸小路店)
内地では餃子とカレーを一緒に食べないってホントですか(;^ω^)?
2022年11月現在、札幌市内21店舗・それ以外は道内に5店舗を展開する餃子とカレーのお店です。

■『みよしの』公式ページ

https://miyoshino-sapporo.jp/

「ジャンボぎょうざカレー(910円・税込)」
野菜の甘味にチョイと辛味を利かせたカレーに、鶏挽肉ベースの餃子をトッピング。
北海道から出たことがない筆者にとっては当たり前の一品ですが、内地に就職した同級生たちから『こっちにはぎょうざカレーがない』と聞いて耳を疑いました(;^ω^)

鶏肉ベースのぎょうざも、ほんのりスパイシーなカレーも、強いインパクトはなく老若男女問わずに食せるマイルドな美味しさ。毎週でも食べられるような平易さで、道産子の食生活に溶け込んでいます
道産子のソウルフードのひとつと言われる所以ですね。

「ぎょうざ定食(550円・税込)」
ふと食べたくなった時、ワンコインほどで食べられる価格設定も人気のヒミツです。ノーマルな「カレーライス」でしたら(410円・税込)で2~3分にて提供される、安くて旨くて早い北海道限定ファストフード!
北海道ならではの有名グルメも良いですが、地元民がこよなく愛して常食する『みよしの』も是非!

みよしの 狸小路店

〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西2丁目16−4

2.串鳥

『串鳥』(画像は中央本店)
2022年11月現在、札幌市内26店舗(番外地店含む)。その他道内7店舖・道外7店舗を出店する焼鳥店です。
ランチの道産子御用達が『みよしの』なら、夜の御用達は『串鳥』でしょう。
札幌市内地下鉄46駅の半分以上の店舗網で「どこでも美味しく手頃に食べられる」のが有難い!例えば仕事帰りにチョイと一杯、さてどこに行こうか……なんて時、筆者は『とりあえず串鳥行っとく?』で断られたことありません♪
※余談ですが、串鳥公式HPにある「やきとり占い」がオモシロイ!お手すきな時にでも是非。

■『串鳥』公式ページ

https://kushidori.com/

*やきとり占い:https://kushidori.com/uranai/

「もちベーコン(195円・税込)」
「激辛青南蛮つくね(195円・税込)」
「岩下の新生姜の豚巻き(195円・税込)」
王道の鶏精肉やひな皮もウマいんですが、せっかく『串鳥』に来たんなら食べていただきたい筆者の推し串ベスト3です。
特に「もちベーコン」は筆者のみならず数多の串鳥ファンから幅広い支持を受ける一串。炭火で焼き上げたベーコンとアツアツお餅の相性はテッパン、旨くってボリューム抜群なんです!

そして『串鳥』に行きたくなるもう一つの人気メニューが「鶏ガラスープ&大根おろし」、なんと無料です(※1)。
特に鶏ガラスープ、コレがモウ濃厚で身体が芯から温まる!筆者は着席して注文した品が届くまでにまず一杯、お会計直前の〆に一杯がルーティン。真冬に冷えた身体をスープで温め、すかさずキンキンに冷えた生ビールをグイっと……タマランのです!!
ちなみに「鶏ガラスープ」は各店舗で濃縮タイプを(500円・税込)にて販売中(※2)。筆者は自宅に常備しています♪
札幌の夜を地元民気分で味わうなら『串鳥』が打ってつけです(^-^)
※1「大根おろし」のみ一部有料の店舗があります。
※2「鶏ガラスープ」は各店舗の他、北海道内の(株)ラルズが運営する一部スーパーでも購入可能です→https://kushidori.com/sosai/

串鳥中央本店

〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西2丁目10−1 南4西2ビル1階

3.セイコーマート

『セイコーマート』(画像は大通ビッセ店)
ラストは2022年11月現在、北海道内全域に1,000店舗以上(うち札幌市内に300店舗以上)出店する、”ほぼ札幌”と言うより”ほぼ北海道”なコンビニでイートイン。ちなみに道外では埼玉県と茨城県のみ100店舗ほど出店されています。
スーパーマーケットや飲食店の閉店・撤退で困窮した自治体より依頼を受け、「(住民が)困っているんだもん」という理由でイートインスペースを併設して出店しちゃう神コンビニ『セイコーマート』。
そんなセイコーマートを語る上で絶対に欠かせないのが、店内調理の「ホットシェフ」とPB商品なんです。
ってコトで、筆者お気に入りの品々をイートインしてみました(^-^)

公式HP

……お気に入り、多すぎた。
上記の品々のうち半分ほどが「ホットシェフ」の店内調理品です。他の大手コンビニでもレジ横の軽食類は店内調理されていますが、セイコーマートの品揃えにはかないません!
残る半分のPB商品も、他の大手コンビニでは取扱が見られない魅力的な品々が揃っているんです。

「カツ丼(500円・税抜)」

セイコーマートの売りである店内調理「ホットシェフ」を代表する一品。
店内で炊飯し、店内でトンカツを揚げ、店内で玉子をとじて仕上げるカツ丼。ソリャ美味いに決まっています!

「大きなおにぎりベーコンおかか(188円・税抜)」
手巻きおにぎりよりも二回りはデッカイ「大きなおにぎり」もホットシェフの人気者。北海道らしい「すじこ」や「鮭」もモチロン美味いんですが、熱狂的なファンが多いのはコノ「ベーコンおかか」なんです。
ベーコンとおかかをタレとマヨネーズでまとめた旨味メガトン級のおにぎり、圧倒的に美味しい!某大手コンビニでも過去に商品化されたことはありますが、定番化には至らず……セイコーマートのひとり勝ちです♪

「バタークロワッサン(130円・税抜)」
「フライドチキン(278円・税抜)」
「ガラナ(93円・税抜)」

「バタークロワッサン」のクオリティはコンビニじゃないですね、もうパン屋ですよコレ、専門店レベル。表面サックサクでバターがジュワッと、なんていうか、なまらリッチ。
「フライドチキン」は定番の強み、迷ったらコレ!と断言できる美味しさです。
「ガラナ」は流通が発達していなかった数十年前、コーラの代用品として北海道内に広まったそうで。そのためか、北海道外ではあまり見られないようですね。美味しいので是非♪

「海老とキャベツの塩やきそば(118円・税抜)」
「和風豚焼うどん(118円・税抜)」
「チキンたっぷりペペロンチーノ(118円・税抜)」
一見、全く珍しくもない品々ですが「半人前の量を100円強で」と言えばセイコーマートPB商品の独壇場です!
おにぎりやパンだけではチョイと物足りない、そんなときにドンピシャなんですよね~♪コノ量コノ価格を美味しく楽しめる流通力も、セイコーマートならではのスゴさなのです。

「山わさび塩ラーメン改(110円・税抜)」
北海道産の山わさびを用いた即席麺は、発売当初より”食べる催涙ガス”や”単なる危険物”などなどSNSを騒然とさせた一品です。
熱湯を注いで3分後、まずは立ち昇る湯気に目をやられ、すするとノドにクリティカルヒットする山わさびの破壊力……!
そんな話題性が先行してはいますが、何よりも秀逸なのがそもそも”美味しいカップ麺”であること。実際、刺激に驚きながらも美味しさの虜になる中毒者が続出中です♪

「北海道メロンソフト(185円・税抜)」
食後の別腹にはコレでしょう。北海道のメロン農家から「規格外品のメロンを何とか活用してほしい」との声を受けて商品化されたという、実にセイコーマートらしい逸話を持つ一品です。
「メロンの名産地」×「有数の酪農地帯」を備える北海道だからこそ成立する美味しさ、是非とも!

電気、ガス、水道、セイコーマート。

2018年9月、北海道各地に大きな爪痕を残した胆振東部地震。発生と同時に北海道内は長くて数日間にわたる停電に見舞われ、当然飲食店や小売店は営業不能に陥りました。
そんな中、各店に非常電源を備えていたセイコーマートは道内95%の店舗で営業し、続々と訪れる被災者に商品を提供したというのは有名なお話です。
筆者自身も、地震発生からたったの数時間後に営業していたセイコーマートを偶然に発見してお世話になった一人。同じく被災者である従業員の方々が懸命に動く姿は忘れようも有りません。
冒頭に記したような流通に困窮する自治体に出店したり、万一の災害への準備を怠らないセイコーマートは、北海道民にとって電気・ガス・水道に並ぶライフラインです。
北海道にお越しの際は、今や道産子の日常の一部であるセイコーマートにも是非お立ち寄りください!

セイコーマート大通ビッセ店

〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目7大通ビッセB1F

せっかく北海道に来たんですから、豪華な海鮮丼、本場のスープカレー、多種多様なラーメン……etcを堪能するのが旅の醍醐味でしょう。
しかし、ほんのちょっぴり地元民の常食に触れてみるのも、旅の楽しみではないでしょうか。
一見ありふれたメニューですが、実は「ほぼ札幌」でしか食べられない。そんな品々が皆様の旅の彩りになれば幸いです。

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*この記事は2022年11月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:moja

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