栃木県内新たに3117人感染 13人死亡 クラスター8件 新型コロナ

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 栃木県は27日、新たに計3117人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者は1週間ぶりに3千人を超え、県内の累計感染者数は34万6746人となった。60代以上の男女計13人が22~26日に死亡し、県内の死者は計733人となった。

 新規感染者は0歳~90代以上。40代以下が全体の約7割を占め、最多の10代が524人、40代が470人、10歳未満が466人、30代が463人などと続く。

 クラスター(感染者集団)は高齢者施設で8件発生。宇都宮市内の3施設で7人と10人、31人がそれぞれ感染し、大田原市内の2施設で5人と7人が感染。野木町で9人、佐野市で5人、鹿沼市で7人が感染した。

 死者13人のうち、入院中が9人、施設療養中が2人。1人は救急搬送後に死亡と陽性が確認され、1人は陽性判明後の自宅療養中に容体が悪化し死亡した。年代別では60代2人、70代4人、80歳以上7人だった。

 26日時点の病床使用率は65.3%。重症病床使用率は17.4%となっている。

 入院者(予定含む)481人、宿泊療養者141人、重症者9人。

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