マツダに広島市が感謝状 新型コロナ患者搬送用車を1年間無償貸与

広島市に、新型コロナに感染した患者を搬送するための車両をおよそ1年にわたり無償で貸与したとして、市がマツダに感謝状を贈りました。

広島市役所では広島市の松井市長がマツダの吉原誠常務に感謝状を手渡しました。

マツダは、去年11月からことし10月まで、新型コロナの患者が自宅から宿泊療養施設などに移動するための車両1台を市に、無償で提供していました。

広島市健康福祉局保健部健康推進課によりますと、市は、現在の感染状況では、自宅から宿泊療養施設への患者搬送については、市が保有している車両で十分対応できているとしてマツダに車両を返却したということです。

マツダ吉原誠常務
「自動車会社としてできること、今回は搬送用車両の提供だったが、そういうことができてお役に立てることがあれば少しでもやっていきたいと考えている」

松井市長は「多いときには1日に100件の患者搬送があり、市が保有している車だけでは足りなかったので助かった」と感謝を述べました。

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