最後の店、これからも…純国産、職人手作りの正月飾り 戦後から続く伝統の露店 熊谷で30日まで

店先に並ぶ華やかな正月飾り=27日午後1時20分ごろ、埼玉県熊谷市の市役所通りのお祭り広場

 埼玉県熊谷市の市役所通りに面するお祭り広場前に、戦後から続く熊谷街商協同組合運営の露店が出店。職人が手作りの正月飾りを組み立てている。

 純国産の材料を使って、一つずつ丁寧に仕上げるのがこだわり。わらの束に「先祖代々」の意味を込めたダイダイを付け、縁起物のエビやタイなどで華やかに彩っている。

 購入客は大半がリピーターで、遠方から来る人も多いという。神田暢之組合長(46)は「熊谷では最後の店になってしまったので、これからも続けていきたい」と話した。

 営業時間は30日までの午前9時~午後7時ごろ。

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