JR山陽線 踏切遮断されないまま列車が通過 監視員がロープ遮断のタイミング誤る…直前に自転車が通行

JR西日本中国統括本部は、山陽線 西広島駅~新井口駅間での踏切で、監視員が踏切を遮断していない状態で電車が通過した事案が判明したと明らかにしました。

発表によりますと、きのう(27日)午後10時50分ごろ、山陽線 西広島駅~新井口駅間にある庚午踏切(広島市西区高須1丁目)を、遮断されていない状態で上り列車が通過したということです。

通過する直前、運転士が通行する自転車に気付き、汽笛を鳴らし、自転車が踏切の外に出たことを確認し、運転を継続したということです。

きのう(27日)は、ほかの踏切の拡張工事のため、庚午踏切の機能を午後10時48分に停止させたということです。ルールでは、配置された踏切監視員が、電車が通過する際にロープを使用して踏切を遮断するとなっていましたが、踏切監視員が遮断開始するタイミングを誤り、踏切を遮断できなかったとしています。

JRは「踏切を通行される方やご利用のお客様に不安を与える事象を発生させたことをお詫びします。今後さらに原因を究明し、再発防止に努めてまいります」としています。

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