田中刑事さん 児童にスケート指導 津山で教室、美しい回転披露も

小学生に滑走指導をする田中さん(右端)

 2018年平昌冬季五輪フィギュアスケート男子代表の田中刑事さん(28)=倉敷市出身=を講師に招いたスケート教室が28日、津山市志戸部のアイスランド津山で開かれ、岡山県内の小学生が滑り方を学んだ。

 県内で25年に開かれる国民スポーツ大会冬季大会(現冬季国体)の機運を盛り上げようと県、県スポーツ協会が企画。初心者を中心に津山、岡山市などの37人が3グループに分かれて指導を受けた。

 子どもたちは滑走練習で、田中さんから「正確に止まることができればスピードが出ても怖くなくなる」とアドバイスを受けながら、スケートの刃をハの字に動かして前進したり、止まったりする基本動作を繰り返した。

 田中さんによるデモンストレーションでは、美しい回転やジャンプのたびに会場から大きな拍手が湧いた。

 津山市立向陽小6年の男子(12)は「指導のおかげでリンクの手すりを持たずに滑れるようになった。スケートの楽しさが分かった」と笑顔で話していた。

 田中さんの教室は29日、倉敷市連島町西之浦のヘルスピア倉敷アイスアリーナでも開かれる。

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