全国高校駅伝 倉敷が男子大会新V 4年ぶり3度目 女子は興譲館8位

優勝のゴールテープを切る倉敷のアンカー檜垣蒼=たけびしスタジアム京都

 男子第73回、女子第34回全国高校駅伝は25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われ、男子(7区間42.195キロ)は全国最多となる45年連続出場の倉敷が2時間1分10秒の大会新記録で4年ぶり3度目の頂点に立った。岡山勢の優勝は女子の興譲館(2005、10年)を含め5度目。

 前回6位の倉敷は1区南坂が5位と好発進し、3区のケニア人留学生キバティが区間新記録の快走で3位から首位に浮上した。4区桑田も区間賞で後続を突き放し、最後はアンカー檜垣が栄光のゴールテープを切った。7人のメンバー全員が区間5位以内。都道府県予選で出場47校中トップタイムをマークした前評判通りの力を遺憾なく発揮した。

 倉敷のライバルと目され、2017年以来の栄冠を目指した佐久長聖(長野)が2時間1分57秒で2位。3連覇を狙った世羅(広島)は14位だった。

 女子(5区間21.0975キロ)は24年連続出場で前回5位の興譲館が1時間9分34秒で8位に入り、2年連続の入賞を果たした。長野東が1時間7分37秒で初優勝を飾り、世羅は16位。

 倉敷・新雅弘監督の話 (大会新の)タイムは全然頭になかった。選手が一生懸命走ってくれた結果でうれしく思う。3区でトップに立った後、ポイントと考えていた4区(の区間賞)で優勝を確信し、あとはゆっくり見られた。プラン通りにレースを運んでくれた。

興譲館の1区奥本菜瑠海(左)から9位でたすきを受け取る2区細見芽生=第1中継所

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