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2000年代にロマン・アブラモヴィッチ前オーナーが就任して以来、急速にクラブの規模を拡大させてきたチェルシー。
今回は『Planet Football』から「チェルシーでは失敗したものの、退団してから輝きを取り戻した10名」をご紹介する。
これまで多くの有力選手を獲得してきたチェルシー。アカデミーにも多くの期待株を抱えつつ、ローン移籍を使って修行させるという戦略を持っていた。
今回は『Planet Football』から「チェルシーを退団したあとに輝いた10名のスター選手」をご紹介する。
ナタン・アケ
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現在:マンチェスター・シティ
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チェルシーには5年間保有されてきたナタン・アケは、その間に7試合しか出場していなかった。レディング、ワトフォード、ボーンマスへのローンを経て、その後2000万ポンドで売却されるも、その後プレミアリーグで能力を証明してみせた。
2020年にボーンマスが降格したあと、26歳でマンチェスター・シティに移籍。中央もサイドもこなせる応用力を武器に、最終ラインの貴重な戦力になっている。
パトリック・バンフォード
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現在:リーズ・ユナイテッド
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チェルシーのローンシステムに組み込まれた選手の1人。5年間所属していたが、その間に6回ローン移籍をしていたという珍しい選手で、2017年にはミドルズブラに完全移籍することになった。
チェルシーでは結局1試合も出場できなかったが、退団後にストライカーとしての実力を証明し続けた。2018年にリーズ・ユナイテッドへ加入したあと、マルセロ・ビエルサ監督の薫陶を受けて中心的FWに。昨年にはイングランド代表でもデビューを果たしている。
ケヴィン・デ・ブライネ
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現在:マンチェスター・シティ
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ヘンクでプレーしていた若きケヴィン・デ・ブライネは、2012年に670万ポンドでチェルシーへと加入。しかしながら、その際はジョゼ・モウリーニョ監督によってほとんど出場機会が与えられなかったため、2014年に1800万ポンドでヴォルフスブルクへと移籍した。
ドイツでの環境で急速に成長を見せたことにより、その次の年にはマンチェスター・シティへ。その際にはなんと5500万ポンドもの移籍金が動いた。そしてもちろん今や世界最高峰の司令塔である。
ラサナ・ディアラ
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現在:実業家
2005年にジョゼ・モウリーニョが獲得したラサナ・ディアラ。当時それほど実績がなかったこともあってか、3シーズンで13試合しか起用されなかった。
その後移籍したアーセナルでも出番は少なかったが、それからポーツマスでいいプレーを見せ、レアル・マドリーへとステップアップ。一時期はそこで背番号10を与えられていたことも。現在は自身が設立した「HEROIC LIFE」という飲料ブランドの社長を務める。
ラダメル・ファルカオ
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現在:ラージョ・バジェカーノ
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モナコで深刻な膝の怪我を負ってしまい、調子を崩していたファルカオ。その影響が残ったままマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーにローンで所属したものの、プレミアリーグではほとんど活躍できなかった。
チェルシーでは12試合1ゴールに終わったが、その後モナコに戻ったあとで復活。3シーズンで70ゴールを決め、パリ・サンジェルマンの連覇を止めた。その後ガラタサライ、ラージョ・バジェカーノで息の長い活躍を見せている。
トルガン・アザール
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現在:ボルシア・ドルトムント
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兄のエデン・アザールとともにチェルシーへとやってきた弟のトルガン。彼はすぐにローン移籍を繰り返すことになり、トップチームでプレーする機会はなかった。
だがベルギーとドイツでのプレーで着実に評価を高め、ボルシア・メンヒェングラートバッハでは5シーズンを中心選手として戦った。2019年からはボルシア・ドルトムントに所属しており、今や兄よりも一貫性ある活躍を見せている。
タリク・ランプティ
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現在:ブライトン
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イングランド代表にも招集されるという噂があったランプティ。今年自身のルーツであるガーナ代表に入ることを選び、FIFAワールドカップ・カタール2022でもインパクトを見せた。非常に攻撃力の高いサイドバックである。
彼はチェルシーのユースで11年間を過ごしたものの、トップチームではわずか3試合の出場。分厚い選手層に阻まれてしまったため、活躍には至らなかった。2020年にブライトンへと移籍し、21歳になった昨季レギュラーとして多くの試合でプレーした。
ロメル・ルカク
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現在:インテル
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2011年、チェルシーは1700万ポンドを投じて10代のロメル・ルカクを獲得。ただスタメン出場は10回しかなく、WBAとエヴァートンへのローン移籍で注目を集めることになった。
2014年にエヴァートンへ完全移籍し、その後マンチェスター・ユナイテッドを経てインテルで再ブレイク。クラブをスクデットに導き、1億ポンドの移籍金でチェルシーに買い戻されることになった。ただ、やはりプレミアリーグは水に合わないのか、1年で再びインテルへと送り返されている。
モハメド・サラー
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現在:リヴァプール
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ジョゼ・モウリーニョがバーゼルから獲得したエジプト代表のアタッカーは、当時まだまだ細身のスピードスターだった。現在言われているほど当時のパフォーマンスは悪くなかったが、成功にまで至らず。
そしてイタリアへと渡ってフィオレンティーナとローマで再ブレイクを果たすと、プレミアリーグのライバルであるリヴァプールへ移籍。そこで世界最高クラスのストライカーに成長している。
スコット・パーカー
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現在:指導者
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2004年1月、チャールトンでプレーしていた質実剛健の守備的MFスコット・パーカーがチェルシーへとやってきた。フランク・ランパードやクロード・マケレレとポジションを争ったが、なかなか出番は得られず。
しかしその後ニューカッスル、トッテナム、ウェストハム、フラムで一貫性あるプレーを見せ、ファンに愛される選手になった。現在は指導者を務めており、今年までボーンマスを率いていた。この冬にノリッジ・シティの新監督として招聘されるという噂がある。