ウーピー・ゴールドバーグ、ホロコーストに関する発言を謝罪 “人種問題とは無関係”との主張で批判

女優ウーピー・ゴールドバーグ(67)が、ホロコーストに関する発言について謝罪した。今年1月に自身が共同司会を務める米ABCの『ザ・ビュー』で、ホロコーストは人種問題とは無関係と主張。27日にその発言に関する声明を発表した。

ホロコーストは人種ではなく白人から白人への暴力、人間から人間への非人道性であると話したことで、今年2月に同番組を出演停止となったウーピーだが、先週のザ・サンデー・タイムズ紙とのインタビューでもその意見を繰り返していた。

今回、米ヤフーに送られた声明にウーピーはこう綴っている。「最近ロンドンでの取材で、今年始めに自分がしたコメントについて聞かれました。私はそのレポーターに自分が言った内容とその理由をきちんと伝え、当時を振り返ってみたのです」「人を更に傷つけるようなコメントをする意思は決してありませんでした。ユダヤ教の指導者や新旧のたくさんの友人と話を重ねた後は特にです。私は今も学びの途中であり、信じてもらいたいですが、人が自分に言ってくれた全ての事を聞いています」

「ホロコーストは人種に関するものだったと信じています。あの時私は人々を動揺させ、傷つけ、怒らせた、そのことを今も申し訳なく思っています。もう一度真摯に謝らせてもらいます。特にこの話題を私が繰り返したと考えている人々にです。そうではなかったことを私は誓います」「現在の反ユダヤ主義の台頭に関して、私は常にユダヤ人達と共に立ち、これからもそうであり続けることを明確にしたいと思います。彼らへのサポートはこれからも決して揺らぐことはありません」

米国最大のユダヤ人団体、名誉毀損防止同盟のジョナサン・グリーンブラットCEOはウーピーの発言についてこう非難していた。

「ウーピー・ゴールドバーグのホロコーストと人種に関するコメントは酷く侮辱的で、非常に残念なものであります。彼女がこの話題について触れたのは、今回が初めてではないということを考慮すると特にです」「反ユダヤの事件がアメリカ中で急増している今、彼女はこういった無知な発言が現実の結果に繋がることを肝に銘じるべきです」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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