整備中の横浜・新本牧ふ頭、新たに緑地拡張 横浜港シンボルタワー緑地と一体に 市港湾審議会

本牧ふ頭地区の緑地配置変更が了承された横浜市港湾審議会=同市中区

 港湾関係者や学識経験者らが横浜港の港湾計画を話し合う横浜市長の諮問機関「市港湾審議会」が19日、市内で開かれた。本牧ふ頭のコンテナターミナル施設拡張に伴い、緑地部分を配置変更する必要があるため、整備中の新本牧ふ頭に新たに緑地を拡張することなどが了承された。

 市によると、変更対象の土地は横浜港シンボルタワー緑地の約1.3ヘクタール。新本牧ふ頭の緑地については、海沿いの土地を生かし、遊歩道などの施設を配置予定という。緑地は約1.4ヘクタール拡張し、残されたシンボルタワー緑地と一体となるよう整備を行っていく。

 他にも、東日本最大の自動車取り扱い拠点である大黒ふ頭地区について、自動車専用船の大型化や着岸数の増加に対応するため、既にコンテナターミナルから自動車ターミナルに転換されたが、今回は岸壁を一般貨物用に計画変更することなども了承された。

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