1月4、5日に桃太郎杯高校空手 3年ぶり、800人頂点目指す

大会に向け、最終調整に励む山陽高の選手たち=山陽高

 空手の第36回桃太郎杯全国高校錬成大会(山陽新聞社後援)は来年1月4、5日、岡山市のジップアリーナ岡山で行われる。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。27都府県の67校約800人が日本一を懸け、熱戦を繰り広げる。

 全国選抜、インターハイに並ぶ高校三大大会の一つ。新チームになって初の全国舞台は2023年の勢力図を占う意味合いを持つ。男女とも組手で争い、4日は個人、5日は団体がある。

 53校がエントリーした団体の男子は、今夏のインターハイ準優勝の福井工大福井を世田谷学園(東京)などが追う構図。43校による女子は混戦模様で、2大会連続制覇を狙う華頂女(京都)、インターハイ女王の御殿場西(静岡)、大阪学芸、帝京(東京)の力が拮抗(きっこう)する。

 迎え撃つ岡山勢は男子の山陽が有望だ。力強い突きでインターハイ5位入賞に貢献した土居、11月の全国選抜大会県予選61キロ級を制した須加崎を軸に23年ぶりの栄冠を目指す。主将の須加崎は「強豪ぞろいだが、気持ちでは負けない。緊張感の中でも冷静に戦いたい」と話す。女子も三村、井上がけん引する山陽に期待がかかる。

 個人は男子108人、女子95人が参戦し、岡山関係では山陽勢のほか、男子の斎藤、女子の江国、塔之岡ら倉敷勢が入賞を狙う。

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