選手権に帰ってきた国見高校!「歴代ベストイレブン」はこれだ

今年、12年ぶりとなる高校サッカー選手権出場を果たした国見高校。

選手権で6度の優勝を誇る長崎の雄は、数々の名選手を世に送り出してきたことで知られている。

そこで、過去に在籍していた選手たちの中からベストイレブンを選んでみた。

GK:都築龍太

1996年卒

都築龍太はガンバ大阪でプロとなり、2003年に加入した浦和レッズでACLやJ1など数多くのタイトルを獲得。

日本代表では、フィリップ・トルシエ監督(2001年)、ジーコ監督(2004年)、岡田武史監督(2009年)と3人の指導者のもとでプレーした。

現在はさいたま市議会議員として活躍している。

DF:徳永悠平

2001年卒

国見時代から身体能力の高さは折り紙付きだった徳永悠平。チーム事情でFWに入り、得点したこともある。

早稲田大学からFC東京でプロ入りし、2004年のアテネ五輪に出場。2012年のロンドン五輪にもオーバーエイジとして出場し、ベスト4入りに貢献した。

現在は地元長崎へ戻り実業家となっている。

DF:山村和也

2007年卒

ロンドン五輪に出場した長身の万能選手。

流通経済大学から鹿島アントラーズへ加入し、2016年に移籍したセレッソ大阪でトップ下としてブレイク。

2019年に加入した川崎フロンターレではボランチやセンターバックでプレーし、2020年と2021年のリーグ連覇を達成している。

DF/MF:路木龍次

1991年卒

国見初の五輪代表選手として1996年のアトランタ五輪に出場。

中盤の左サイドで全3試合にフル出場したほか、「マイアミの奇跡」と呼ばれるブラジル戦では路木がDFとGKの間に入れたロングパスから伊東輝悦の決勝点が生まれている。

1歳年上の兄・路木健も国見高校出身。

FW/MF:松橋章太

2000年卒

選手権で「スピードスター」といえば真っ先に名前が挙がる選手の一人だろう。

同い年の大久保嘉人とともに活躍し、3年生の時には高校のタイトルを総なめにした。

プロ入りした大分トリニータでは当初苦戦したものの、2006年には二桁ゴールを記録。翌年には日本代表へ招集されている(出場は無し)。

MF:柴崎晃誠

2002年卒

国見町出身で小学校1年生の時から国見少年サッカークラブでプレーしていた生粋の“国見っ子”。

国士舘大学を経てプロ入りし、現在は2014年から所属するサンフレッチェ広島で息の長い活躍を見せている。

2015シーズンは森保一監督のもと、ボランチではなくシャドーでレギュラーを獲得し、2年ぶりのJ1制覇に貢献した。

MF:兵藤慎剛

2003年卒

高校時代は平山相太とのホットラインで大活躍。

そのパスセンスと持久力は高校レベルを超えており、当時平山とともにU-20日本代表候補トレーニングキャンプへ飛び級招集された経歴を持つ。

プロでは横浜F・マリノスや北海道コンサドーレ札幌で活躍し、2021シーズンをもって現役を引退した。

MF:三浦淳宏

1992年卒

選手権決勝で伝説のミドル弾を決めた三浦淳宏。

1994年に横浜フリューゲルスでプロキャリアをスタートさせ、クラブのラストマッチとなった1999年1月1日の天皇杯決勝には、国見高校の先輩である永井秀樹と原田武男とともに先発で出場した。

引退後は指導者となり、ヴィッセル神戸でスポーツダイレクターや監督を務めた。

FW:大久保嘉人

2000年卒

国見史上最高のタレントだろう。

高校時代に数多のタイトルを獲得してプロ入りすると、スペインやドイツでの挑戦もありながら、J1で歴代最多となる191得点を記録した。

川崎フロンターレに在籍した2013~2015シーズン、史上初の3年連続Jリーグ得点王に輝いている。

FW:平山相太

2003年卒

100年の歴史を誇る選手権において、唯一2年連続得点王に輝いた「怪物」。

筑波大学からオランダへ渡るなど珍しいキャリアを送り、日本ではFC東京、ベガルタ仙台でのプレーを経て、2018年に現役を引退。

指導者となり、今年から母校・筑波大学蹴球部のコーチを務めている。

FW:高木琢也

1985年卒

国見の名を最初に世に知らしめた長身ストライカー。

Jリーグ元年からサンフレッチェ広島の点取り屋として活躍し、1992年に広島で開催されたアジアカップでは決勝のサウジアラビア戦で決勝弾を決め、日本の初優勝に大きく貢献した。

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引退後は指導者として活躍していたが、2023年1月1日からは地元のV・ファーレン長崎へ戻り、取締役兼クラブリレーションズオフィサーに就任することが発表されている。

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