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近年、高校サッカーの頂点に君臨してきた青森山田。
その強力なチームを作り上げてきた黒田剛総監督がFC町田ゼルビアの監督に就任することが決まり、“花道”となる今回の選手権で連覇を果たせるか注目される。
そこで、過去に青森山田高校に在籍していた選手たちの中からベストイレブンを選んでみた。
GK:田中雄大
2013年度卒
Jリーグの2代目「田中雄大」(※初代は元川崎、3代目は現岡山)。
桐蔭横浜大学を経て、2018年にSC相模原でプロ入り。2020年に移籍したブラウブリッツ秋田でブレイクし、J3優勝&昇格、2年連続のJ2残留に大きく貢献した。
2023シーズンからJ1のサンフレッチェ広島でプレーする。
DF:菊池流帆
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2014年度卒
2021シーズンにヴィッセル神戸で大きく名を上げたセンターバック。
身体能力を生かしたディフェンスと高らかな咆哮はノエビアスタジアム神戸の名物となり、日本代表へ推す声も強かった。
トーマス・フェルマーレン引退後は攻撃面の課題が浮き彫りになっており成長を期待したい。
DF:三國ケネディエブス
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2018年度卒
2歳年上の兄・三國スティビアエブス(FC岐阜)も青森山田出身。
兄を上回る192cmの長身で、全国中学校サッカー大会で得点王を獲るほどの攻撃能力も備えるが高校3年次からセンターバックに専念している。
2019年にアビスパ福岡でプロ入り。2021年から2022年にかけて期限付き移籍で栃木SCでもプレーした。
DF:室屋成
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2012年度卒
高校で大きなタイトルを獲得することはできなかったが、青森山田史上最高のサイドバックだろう。
明治大学を中退してFC東京へ加入し、2016年のリオデジャネイロ五輪に出場。2020年夏にドイツのハノーファーへ移籍した。
今季は右ウィングバックのレギュラーとして活躍している。
DF:那須川将大
2004年度卒
今回選んだなかでは唯一の引退選手。高い技術と左足のキックが光る左サイドバックだった。
2009年に中京大学から東京ヴェルディへ加入し、以降J2を中心にクラブを渡り歩きながら長くJリーグで活躍。
2021シーズンで現役を退き、現在は鹿島アントラーズつくばジュニアユースでコーチを務めている。
MF:柴崎岳
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2010年度卒
青森山田初のサッカー日本代表選手であり、初のワールドカップ出場選手。
2020-21シーズンからスペイン2部のレガネスでプレーしており、今季もここまで14試合に出場している。
なお、高校時代に中盤でコンビを組んでいた1歳年上の椎名伸志は先日、カターレ富山との契約を更新したことが発表された。
MF:ロメロ・フランク
2006年度卒
2005年総体初優勝の立役者。高校時代の登録名は「ベロカル・フランク」だった(ベロカルは母方の苗字。ロメロは父方の苗字)。
ペルー出身ということもあってか無理が効く身体に高い技術を備え、35歳になった今もバリバリの現役。
2022シーズンはJ3で3位の鹿児島ユナイテッドFCにおいて、30試合に出場、MFながら8ゴールを記録している。
MF:松木玖生
2021年度卒
青森山田中学時代からその名を轟かせ、高校3年次には高校年代のタイトルを総なめにした。
FC東京でもプロ1年目から中盤のレギュラーとして活躍し、32試合出場して2ゴールを記録。プロで新たなスタイルにしっかり適応している。
大岩剛監督率いるパリ五輪代表でも中心選手になることが期待される。
MF:郷家友太
2017年度卒
高校2年次からレギュラーとして活躍し、1学年上の高橋壱晟や廣末陸らとともにプレミアリーグと選手権の2冠を達成。
2018年に加入したヴィッセル神戸でも1年目から出場機会を得たが、2022シーズンは出場機会を減らしていた。
今年、ジュニアユース時代を過ごした地元のベガルタ仙台への完全移籍を決断。
MF:神谷優太
2015年度卒
今でこそ珍しくなくなったJユースと高体連のハイブリッド。
東京ヴェルディユース時代から世代別代表に選ばれる実力者だったが、高校2年で青森山田へ編入、3年次に選手権へ出場した。
2016年に湘南ベルマーレでプロ入りし、柏レイソルを経て、2022年から清水エスパルスでプレーしている。
FW:藤本憲明
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2007年度卒
高校時代は3年次、右サイドバックのレギュラーとして選手権に出場。
近畿大学からJFLの佐川印刷SCへ加入し、鹿児島ユナイテッドFC、大分トリニータと結果を残し続けてJリーグ屈指のストライカーとなった。
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2022シーズン限りでヴィッセル神戸との契約が満了。新天地は未定となっている。