岡山、倉敷、津山、笠岡市など県内にある全11児童養護施設の子どもたちに1日、お菓子やおもちゃなどの贈り物が届いた。「今年も参上 桃太郎!」のメッセージと共に桃太郎のイラストが描かれた色紙が入っており、「桃太郎」を名乗って毎年プレゼントを贈っている同じ人物からとみられる。
各施設によると、贈り物は昨年12月31日夜から1日朝にかけて玄関先に置かれ、サッカーのボードゲームやきび団子、図書カードなどがあった。同封された手紙には「子供たちの未来に素敵(すてき)な明かりが灯(とも)りますように」と記されていた。
岡山市中区海吉の若松園では1日午前7時ごろ、出勤した津嶋悟施設長が玄関先で発見。津嶋施設長は「毎年忘れずに贈り物を届け心を寄せてくれる大人がいることで子どもたちも自分は1人じゃないと思える。とてもありがたい」と話した。
「桃太郎」からの各施設へのプレゼントは2011年の正月から毎年続いている。