新年を迎えた1月1日、福井県福井市下天下町(しもてがちょう)の田んぼで約100羽のコハクチョウが確認された。神の化身、使いともいわれる白鳥が真っ白な翼を優雅に羽ばたかせながら、次々と飛来した。
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午後1時過ぎ、5~10羽ほどの群れが降り立ったのを皮切りに第2陣、第3陣が着陸。十数分ほどで約100羽になった。くちばしを土に突っ込んで餌を探したり、「コォーコォー」と元気に鳴き交わしたりして羽を休めていた。
コハクチョウは「冬の使者」として知られる渡り鳥。シベリアなどから越冬のため訪れる。