希望につながるかもしれない。幼体やふ化したばかりのピンクイグアナが、南米エクアドル沖のガラパゴス諸島で初めて科学者によって発見された。ピンクイグアナは絶滅が危惧されており、残存する個体数は200〜300匹以下だとされている。
自然保護団体ガラパゴス・コンサーバンシーのディレクター、ワシントン・タピア氏は「絶滅の危機にひんしているこの種の保護にとって、重要な発見だ。今回の発見がなければ、またピンクイグアナが直面する脅威に我々が対処しなければ、ピンクイグアナは数年で絶滅してしまうかもしれない」と説明した。
希少なピンクイグアナの幼体は、成長すると体長は最大47センチほどになるという。同氏は「我々はピンクイグアナの幼体を見たことはなかった。この種は2009年に科学者によって初めて報告された。それまではピンクイグアナの存在は知られていなかった。またそれ以降、幼体は発見していなかった。これは確実に保護を行うために非常に重要な発見」とした。
ピンクイグアナは、ガラパゴス諸島のイサベラ島にあるウルフ火山の斜面にのみ生息している。
(ロイター/よろず~ニュース編集部)