ラグビー・長崎北陽台8強へ 尾道(広島)と対戦

尾道戦へ向けて調整練習する長崎北陽台の選手たち=ロートフィールド奈良

全国高校ラグビー大会第4日は1日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で3回戦8試合が行われる。長崎県代表でBシードの長崎北陽台は、第1グラウンドの第2試合(11時55分)で尾道(広島)と対戦。勝てば2大会連続の8強入りとなる。
 長崎北陽台は12月30日の2回戦で日本航空石川に28-19で逆転勝ち。前半に3トライ(2ゴール)を先行される苦しい展開だったが、後半に立て直して4トライ(4ゴール)を奪い返した。対する尾道はBシードの常翔学園(大阪第1)に31-30で競り勝ってきた。長崎北陽台、尾道ともにFWが前に出る力を備えているだけに、接点やブレークダウン(ボール争奪戦)の攻防が勝敗のポイントとなってきそうだ。
 12月31日は午前9時半から約2時間半、奈良市のロートフィールド奈良で調整練習。尾道を想定しながら、FWはラインアウト、バックスはキック処理などを確認した後、全員でしっかり走り込んだ。主将のロック白丸は「時間を取って十分な準備ができた。落ち着いて、前を見て60分間プレーすれば、絶対に勝てると思っている」と手応えを口にしていた。
 品川監督も「自分たちの力を全部出すことに尽きる。最後だと思って、一つ一つのプレーを大事にしてほしい。少しでも長くこのチームで戦いたい」と選手たちの奮起に期待を寄せていた。


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