岡山県内の百貨店で2日、初売りが行われた。新春恒例の福袋を求める多くの買い物客が開店前から列を作り、にぎわった。
天満屋岡山店(岡山市北区表町)では約3500人が並び、午前10時の開店時間を15分前倒しした。入り口が開くと、女性客らが足早に目当ての売り場へ向かった。
用意された福袋は、衣料品や雑貨など約1万点。5千~1万円の価格帯が人気で、午前中に売り切れる品もあった。洋菓子の福袋を購入した会社員男性(46)=同市東区=は「新型コロナウイルス禍で控えていたため、初売りは数年ぶり。正月ならではのにぎやかな雰囲気が楽しい」と話していた。混雑を避けるため、昨年末までに約5千点の福袋を販売している。
約5千点をそろえた岡山高島屋(同市北区本町)でも約1500人が列を作り、予定より15分早い午前9時45分にオープン。さまざまな福袋のほか、今年迎えた開店50周年を記念し、アコヤ真珠のネックレスとピアスのセットを50万円で販売した。
2日は天満屋の倉敷店(倉敷市)と津山店(津山市)、JR岡山駅のさんすて岡山、岡山一番街(岡山市)も初売りを実施。イオンモールの岡山(同)、倉敷(倉敷市)、津山(津山市)のほか、アリオ倉敷(倉敷市)は元日から営業している。